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ダンスの授業の修正点はどこ?③
今回の話は、
『今すぐできない事』の続きの項目。
前回は、①技術的なこと。
②環境的なこと。
・生徒に、ダンスが出来ない子が多い。
・生徒に、ダンス経験者が多い。
・体育館に、鏡が設置されていない。
・DVDなどの動画。を使うことが出来ない。
などなど。
大きく皆さんに当てはまるのが以上の項目でしょうか。
by:Ani Carrington
○生徒に『ダンスが出来ない子』が多い。
この状態で困ることといえば、
『指導したダンスが出来ない』という状態。
ダンスが出来ない ⇒ 授業が嫌になる。
と繋がりやすいものです。
ここで、じっくり考えて欲しいのが、
『生徒はどんなダンスができないのか』
『生徒はどんなダンスが出来るのか』
1回目の授業で、大体は把握できるのではないか。
と思います。
ダンスが出来ない子が多い = 先生の活躍の場が多い
と、捉えることもできると思います。
授業の進め方を『生徒を思って』考えればうまくいくと思います。
○生徒に『ダンス経験者』が多い。
先生が踊らなければならない授業では、
この状況では苦痛ではないでしょうか??
・自分よりも明らかにうまい生徒がたくさんいる...
・自分の教える事は、何が良いのだろうか...
・簡単なことばかりすると、
授業に集中してくれないのではないのだろうか...
と、考えてしまうでしょうか?
実は、この状況は
『授業をうまく展開しやすい状況』
なんです。
ダンス経験者が多いことは、すごい良い環境だと思います。
ですが、
良い環境にするには必要なポイントがあります。
『先生が踊らなければならない授業形態からの脱却』
これができなければ、先生の苦悩は続くと思います。
○体育館に『鏡が設置されていない』
一般的なダンススクールでは、鏡が前面に設置されています。
インストラクターが前に立って指導して、
受講生が鏡越しで動きを確認する。
という、レッスンの進め方だからです。
では、学校の授業ではどうでしょうか??
僕の意見では『鏡は必要ありません』
『鏡が必要のない授業』を行えば良いだけです。
鏡が必要と感じるのは、ダンススクールの授業形態だからです。
是非、本当に鏡が必要なのか考えてみて下さいね。
○『DVDなどの動画』を使うことが出来ない。
『ダンス』=『ステップ』という考え方でいると、
できない部分を『動画』に頼ろうとします。
ですが、それが使えない! 大変困ったもんです。
本当にDVDなどの動画を授業中に使う必要ありますか??
また、その授業方法は『本当に効果的な授業方法ですか?』
DVDが使えなくても困らない授業形態はあります。
どんなDVDを使おうとされたのですか??
DVDに頼りすぎた授業をしていると
『先生の成長』がなくなりますよ。
環境に困ることは、
今年だけではないと思います。
来年は、また違う環境になる。
再来年もまた、違う環境になる。
良くなるか悪くなるか。
先生の行動一つで変えられる部分は多数存在します。
今の環境をもう一度見つめなおして下さいね。
3番目の思考的なことの項目は、次回です。